top of page

住宅ローン金利が上がった今、家づくりの予算はどう考える?「借りられる額」より大切なこと

5 日前
読了時間: 5分
住宅ローン 金利 家づくり 予算

家づくりを考えている方から、

「住宅ローンの金利が上がってきたけれど、今家を建てても大丈夫?」

「予算を下げた方がいい?」

「変動金利と固定金利、どちらを選べばいい?」

といった相談が増えやすい状況になっています。


2026年9月16日時点で、日本銀行は短期金利を1.0%程度で推移するよう促す方針をとっています。

次回の金融政策決定会合も9月17・18日に予定されており、住宅ローンを考えるうえで金利動向は無視できない状況です。


ただし、金利が上がったからといって、家づくりを急いだり反対に諦めたりする必要はありません。


大切なのは、「いくら借りられるか」ではなく

「金利が変わっても無理なく返せる金額はいくらか」から予算を考えることです。



住宅ローン金利は実際に上がっている

一例として、三菱UFJ銀行の2026年9月の新規住宅ローンでは、変動金利は年1.195%、10年固定は年3.63%です。同行では2026年6月の短期プライムレート引上げを受け、9月から変動金利の基準金利を見直しています。


一方、全期間固定のフラット35は、2026年9月の返済期間21~35年の最頻金利が年3.46%です。

住宅性能や家族構成など一定条件を満たす場合には、一定期間の金利引下げ制度も用意されています。


つまり今後の家づくりでは、「低金利だから大丈夫」という前提ではなく、金利も含めて資金計画を組むことがこれまで以上に重要です。


「銀行が貸してくれる金額」と「安心して返せる金額」は違う

住宅ローンを検討すると、

「年収なら○○万円まで借りられます」

という話を聞くことがあります。


しかし、借りられる上限まで借りることが、必ずしも家計にとって安全とは限りません。

住宅金融支援機構の2026年1月調査では、実際の利用者の返済負担率は、年収の15%超~20%以内が26.2%で最も多く、20%超~25%以内が17.8%でした。


さらに既に住宅ローンを返済している人を対象とした調査では、37.8%が借入当初より実質的な返済負担が大きくなったと回答しています。

変動金利利用者では物価上昇への不安が57.0%、借入金利の上昇への不安が55.0%でした。


住宅ローン以外にも、

  • 食費

  • 電気代

  • 教育費

  • 車の買替え

  • 固定資産税

  • 保険料

  • 将来の住宅修繕費

などがかかります。


そのため、審査に通る金額ではなく、暮らしを圧迫しない返済額から逆算することが重要です。



今の家づくりは「5つの順番」で予算を考える

松岡建設では、金利上昇局面では次の順番で考えることをおすすめします。


1.毎月無理なく払える住宅費を決める

まず建物価格ではなく、毎月の住宅ローン返済額から考えます。

現在の生活費だけでなく、教育費や将来の支出も含めて確認します。


2.変動金利なら、金利上昇時も確認する

今提示されている金利だけでなく、

「もし0.5%上がったら」「もし1%上がったら」

という条件でも資金計画を確認しておくことが大切です。


3.「土地+建物」だけで予算を決めない

家づくりには、

土地、建物、造成、地盤改良、外構、登記、住宅ローン諸費用、家具・家電なども必要です。

家づくりの総額で判断してください。


4.削るところと、残したいところを分ける

金利が上がると、

「住宅性能を落として安くしよう」

と考えたくなるかもしれません。

しかし断熱・耐震・気密などは、完成後に大きく改善しようとすると費用がかかりやすい部分です。

例えば

  • 延床面積を少しコンパクトにする

  • 廊下を減らす

  • 設備のグレードを整理する

  • 造作や仕上げの優先順位を決める

などで総額を調整しながら、住宅の基本性能はできるだけ守るという考え方もあります。



性能を落とすことが、本当に節約になるとは限らない

松岡建設では、断熱等級6以上、パッシブ設計などを重視しています。

理由は、建築時の価格だけではなく住み始めてからの光熱費や快適性まで含めて家づくりを考えるためです。


金利が上がったからといって、将来の暮らしに影響する部分をすべて削ってしまうのではなく、

建物を少し小さくする+間取りを合理化する+基本性能を確保する

という方法も検討できます。



固定金利と変動金利、どちらが正解?

これはご家庭によって違います。

変動金利は借入当初の金利を抑えやすい一方、将来的な金利上昇リスクがあります。

全期間固定型は借入時に返済終了までの金利・返済額が決まるため、長期の資金計画を立てやすい特徴があります。


大切なのは、

「今一番安い金利はどれか」ではなく、「自分たちが安心して返し続けられる方法はどれか」

を考えることです。



まとめ|予算は「借りられる額」から決めない

住宅ローン金利が上がっている今、家づくりの予算で大切なのは、

銀行が貸してくれる額ではなく将来も無理なく返せる額です。


そのうえで

毎月返済額+土地+建物+諸費用+住宅性能+補助金+将来の光熱費

まで一緒に考えることが重要です。


松岡建設では建物だけでなく、不動産・土地探しから住宅性能、資金計画まで一緒に整理しながら家づくりを進めています。


「今の金利なら総額はいくらまで?」

「土地にお金をかけすぎていない?」

「性能を落とさず予算調整する方法は?」

そんな段階からでもご相談ください。


※住宅ローン金利は金融機関・審査条件・借入時期などで異なります。また、日本銀行は2026年9月17・18日に金融政策決定会合を予定しています。公開時点で最新の金利情報をご確認ください。

コメント


bottom of page